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「僕は友達が少ない」第3巻 感想 [ラノベ感想 僕は友達が少ない]

「僕は友達が少ない」第3巻の感想です。
ネタバレ感想については、隠してあります。

僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J) 僕は友達が少ない 第3巻
著:平坂読
画:ブリキ
出版:メディアファクトリー
ブランド:MF文庫J




平坂読さんと、ブリキさんのコンビで送るこの「はがない」。
「残念系ラブコメ」(勝手に命名)のライトノベルです。
第3巻は表紙が小鳩ひゃほーい!!
これだけで感想以上!でもOKな勢いです。

見た目がヤンキーな上、消極的な性格だけでなく、お笑いどころか怪談まで残念すぎるセンスを装備していることが災いして友達がいない羽瀬川小鷹。

見た目美少女なのに常時不機嫌オーラを出している為、周りから敬遠されている上、水着のセンスもすごくて友達がいない三日月夜空。

こちらも美少女で常に男の下僕を従えていますが、その点を同性から疎まれていること、また性格にも難があるうえ完全に美少女ゲーの虜になってしまったので友達がいない柏崎星奈(せな)。

男なのに見た目が可憐な美少女な為、周りがどう扱っていいか戸惑ってしまっており、友達がいない楠幸村。

見ただけでなく実年齢10歳という幼女ながら、頭脳明晰な為シスターにして先生をしているはずが、実際には人の言う事をすぐに信じすぎるお馬鹿な高山マリア。

天才科学少女にして、ロボット萌えの腐女子であり、ナチュラルセクハラをふりまく残念な後輩・志熊理科。

そして、小鷹の妹で金髪碧眼の美少女ながら、アニメに影響され厨二病発言を連発する、結構重度なブラコンである羽瀬川小鳩。

こんな残念な面々が、今巻でも残念すぎる集いを披露してくれています。

第3巻もスタイルは変わらず連作ショートショートの趣。
色々なお話が楽しめる分、作者の平坂さんは大変だろうなぁと思います。
平坂さんはTwitterをやられており、私もフォローをさせて頂いているのですが、この巻を書いていた頃の昨年末頃、逃避コメントっぽいのをつぶやいておられており、そちらでも楽しませて頂きました。

話の中でも、よくTwitterなどで使われているネタを取り込んでおられており、Twitterをしている私は思わずニヤリとしてしまいます。

好きな話は「拘束術式解除」。
小鳩メインだというのは偶然だと思います、ええ。
いつもゴスロリ服を着ている小鳩が、理由をつけて夏服に着替えて暑さをしのぐという話です。
67ページに掲載されている、小鳩生着替えイラストが神すぎて仕方がありません。
どうしたらいいのでしょうか?

他にも、肉こと星奈の超サービスイラスト掲載など、第3巻はサービスシーン多めの巻でしたね。

最近、アキバに行くとどの店舗でもこの「はがない」を大プッシュしています。
コミックアライブでの漫画化も決まりましたし、なんだかどんどんと展開されてきましたね。
大好きな作品なんで、もっともっと皆様の目に触れると嬉しいです。
早く4巻が読みたくて仕方がありません~。


はい、ネタバレ感想です。

今回も全14編(プロローグ、エピローグ含む)という大ボリューム。
最後の「夏祭り」~「エピローグ 再会」では、シリーズのある伏線が消化されたりして、結構重要な巻になっています。

カラーイラストではいきなり隣人部全員の水着姿が披露。
幸村も女物の水着を着ていますが、星奈が際どいビキニで豊満な胸をサービスしてくれれば、私の小鳩も可愛らしいビキニを披露しています。
そして、まりあが白スク水。

次のカラーイラストは浴衣姿の披露と、これでもかというくらいサービスしてくれています。
本文口絵でも、小鳩の生着替えシーンに星奈の肉々しいサービスカットなど、感涙モノですよ奥様。

何を言っているかよくわからなくなりましたが、話を小説にもどして。

「鳴らない電話」は残念な面々にとって大変辛いお話。
携帯電話の番号やメアドの交換をしているのですが、元々が夏休み部活にくる予定をソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で共有しよう、というところから話がスタート。
一部のSNSでは、入会するのに友達からの紹介が必要だったりしますが、そもそも友達がいない残念部(マテ)の面々には招待してくれる人がいません。
そこで理科が、「携帯で連絡とればいいのでは?」と提案したところ、夜空や小鷹はそもそも携帯電話を持っていても、それを友達との連絡用に使うことを想定していなかったという涙を誘うエピソードを披露。
涙なくしては読めません…。

まあ、私も携帯電話なんてほとんど鳴りません(鳴るときはたいてい仕事関連)し、メールもこない(9割以上の確率でメルマガか迷惑メール)んで、隣人部の面々を笑えませんがね。

「柏崎さんのお宅訪問」では、小鷹と小鳩が星奈の家に招待されるお話です。
前々から伏線は張られていましたが、ようやっと実現したお宅訪問。
しかも小鳩付きとはいえいきなりお泊りモード。
どうやら星奈の父親、天馬(ペガサス)さんにも小鷹は気に入られたようで、何やらピンクな気配を漂わせる伏線が張られたりもしてました。
ピンクといえば、星奈がフルヌードを披露してくれましたひゃっほー!

「拘束術式解除」は上でも少し触れましたが、ゴスロリ服を厨二病設定のために脱げず、いつも暑がっていた小鳩が、アニメキャラが魔力解放という名のもと、涼しげな格好に着替えたのを見て夏服に着替えるきっかけをえるというお話。
真似して「拘束術式解除」と言おうとして「拘束じゅちゅ、じゅちゅ……拘束じゅ、つ、式、解除っ!」というのが可愛すぎです。
次に作るbotはやはり小鳩botか…。

しかし、変身シーンを見せたいというのはわかるのですが、いくらお兄ちゃんラブっ娘でも、中ニの女の子が全裸を見られるのは恥ずかしいのではなかろうか…。
一つ言えるのは、私が小鷹じゃなくて良かったです。

ちなみに、小鳩は小学生の頃の服がいまだに普通に着れるという残念な子でした。

「夏祭り」は隣人部の面々でお祭りに参加するお話。
最後はみんなで花火を楽しんだりします。
本当に、めちゃくちゃリア充なことをしているのですが、そのことに気がつかない小鷹達。
いっそ殺した方が以下略。

しかし、ここで大きなハプニングが。
なんと花火の火が夜空の髪に引火してしまいます。
あわてて消すものも、夜空の髪は大変なことに。
さすがにショックを受けた夜空は、言葉少なく家路につき、夏休み残りの期間は部室に顔を出すこともなくなってしまいました。

そして、エピローグです。
夜空は髪をショートにして登校してきたのですが、その姿を見て小鷹はある人物を思い出します。
小鷹が少年時代、本当の意味で友達だと思っていた少年のことです。

気がついていた方のほうが多いとは思いますが、もちろんそれは幼い日の夜空だった訳ですね。
そして、小鷹は気がついてないくても、夜空はこのことに最初から気がついていたことが明らかになります。

再会の挨拶をお互いがしたところでお話が終わってしまったのですが、いったいこれから、二人の関係はどうなるのか。
続きが本当に気になります…。
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